小型SAR衛星の開発・運用からSARデータの販売とソリューションの提供を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する、先進レーダ衛星「だいち4号」(以下「ALOS-4」)のデータ提供を開始したことをお知らせいたします。

SAR(合成開口レーダー)衛星のデータは、天候や昼夜を問わず地表を観測できる特性を持ち、災害対応、インフラ管理、森林モニタリングなど、多様な分野において活用が進んでいます。ALOS-4が搭載するLバンドSARは、電波が草木を透過しやすい特性を持っているため、植生豊かな日本の山間部においても、地表面の変化を正確に捉えることができます。さらに、ALOS-4はALOS-2と比較し観測頻度が上がるため、データ提供の効率が向上することが期待されます。

サービス事業開始について
当社は、ALOS-4のデータを活用したサービス事業(解析ソリューション)の提供も開始しています。
詳細は以下のプレスリリースをご覧ください(2025年9月1日配信)
https://synspective.com/jp/information/2025/alos4_service/

Synspective ALOS-4データ・サービス問い合わせフォーム
https://sol.synspective.com/l/898161/2025-08-29/wnksy

ALOS-4について
ALOS-4は、H3ロケット3号機によって種子島宇宙センターから打ち上げられた、JAXAの人工衛星です。ALOS-4には、Lバンド合成開口レーダーが搭載されており、前号機ALOS-2の性能を向上させ、高いレベルの解像度と観測カバレッジ(広域な観測)を実現しています。
参考:JAXAサテナビ だいち4号HP https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/alos-4/index.html



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