千葉県を中心とする大雨により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
Synspectiveでは、平時より国内の災害対応において公的機関と連携し、小型SAR衛星による観測体制を整備しています。今回の大雨(2026年8月13日 千葉県大雨特別警報発表)におきましても、発災を受けて直ちに緊急対応を開始し、発災当日から緊急タスキング登録を実施、同日夜間より被災地域の緊急観測を開始いたしました。今回は撮像から解析を含む速報提供までおよそ3.3時間で対応しており、取得データは処理後、速やかに関係機関へ順次提供するとともに、浸水解析の結果につきましても段階的にお届けしております。
観測・解析結果の概要
SAR衛星は、夜間や悪天候下(雲や豪雨に覆われた状態)であってもマイクロ波を用いて地表を透過・観測できる特性を有しており、発災直後の広域な状況把握において極めて有効な手段となります。今回の千葉県の大雨対応における緊急観測および解析の概要は以下のとおりです。
千葉県広域の観測(2026年8月13日 21:39 JST 撮像)
大雨特別警報発令中の夜間に緊急観測を実施。下手賀沼上流河川の周辺に広がる水田地帯において広範囲な浸水が確認されたほか、全体的に河川が増水している様子が鮮明に捉えられました。

図1:千葉県、2026-08-13 21:39 (JST) Stripmap
大網駅・本納駅周辺の浸水解析(2026年8月14日 07:35 JST 撮像)
JR外房線沿線の大網駅および本納駅周辺にて浸水解析を実施しました。水田における浸水範囲の推定結果は、実際の現地空撮画像と概ね高い精度で整合していました。

図2:千葉県 大網駅周辺 浸水解析結果、2026-08-14 07:35 (JST) Stripmap

図3:千葉県 本納駅周辺 浸水解析結果、2026-08-14 07:35 (JST) Stripmap
Synspectiveは今後も衛星データの迅速な提供を通じ、災害対応および復旧支援に取り組んでまいります。被災地の皆様の安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。