Synspectiveが目指す小型SAR衛星の量産化。その鍵を握るのが、衛星内の「神経」とも言えるハーネス(配線)の設計です。今回は、自動車業界から宇宙ベンチャーへと飛び込み、現在ハーネス設計の量産化・高度化に挑んでいる前田さんに、入社の経緯やSynspectiveで働く醍醐味をインタビューしました。
自動車業界で培った「量産設計」のスキルを宇宙へ
インタビューアー(PR):前田さんはSynspectiveに入社される前、どのようなキャリアを歩まれていたのですか?
前田:前職では4年間、自動車向けのハーネス設計・開発に携わっていました。仕様の検討だけでなく、工場との生産調整や原価低減など、量産を前提とした実務を一通り経験してきました。大学では航空宇宙コースで宇宙用材料の研究をしていたこともあり、宇宙業界には以前から興味を持っていました。転職活動中にSynspectiveを紹介された際、会社が衛星の量産化を目指している段階だと知り、自分の経験がまさに活かせる環境だと感じて入社を決めました。
インタビューアー(PR):異業界からの転職でしたが、馴染むまでに苦労はありましたか?
前田:ほぼ素人の状態で飛び込みましたが、驚くほど温かく迎え入れられました。特に印象的だったのは、私が提案した自動車用ハーネスの仕様を検討するために、実際に現物を用意してみんなで集まった時のことです。宇宙開発のプロたちが、自動車の技術をリスペクトし、「これは面白いね」とフラットに面白がってくれる。業界の垣根を越えてフラットに良いものを取り入れようとする文化があると感じました。
現場で現物を確認しながら進める設計
インタビューアー(PR):現在の業務内容について、やりがいを感じる部分はどこですか?
前田:現在は衛星のハーネス仕様改善や経路設計を担当しています。設計図面の上だけで完結させるのではなく、すぐ近くにある製造現場へ頻繁に足を運ぶことを大切にしています。実際に現物や廃材を使い、仕様を再現しながら設計に落とし込むスタイルを大切にしています。
また、現場で衛星を組み立てる製造メンバーから「どうすれば作りやすくなるか」という意見を直接聞き、それを図面に反映できる点も面白いですね 。設計から製造までの距離が近く、現場の声をすぐに設計へ活かせるのは、Synspectiveならではの魅力です。

「なぜそうなるのか」という本質を考える環境
インタビューアー(PR):エンジニアとして、環境面での特徴はありますか?
前田:スピード感が非常に速いことに加え、まだ全ての設計ルールやフローが確立されているわけではない点が特徴です。決まったルールに従うだけでなく、周囲と調整しながら仕組み自体を作っていく必要がありますが、そこが成長につながる環境だと思っています。
インタビューアー(PR):大変な場面も多いかと思いますが、周囲のサポートはいかがですか?
前田:社内には様々な業界の専門知識を持つベテラン層が多く、アドバイスをもらいやすい環境です。単に答えを教えるのではなく、「答えを出すために必要な情報は何か」と一緒に道筋を整理してくれるような、本質的なサポートが多いと感じています。こうしたやり取りを通じて、自分の設計スキルがアップデートされている感覚があります。

未来の仲間へのメッセージ
インタビューアー(PR):最後に、Synspectiveへの入社を検討している方へメッセージをお願いします。
前田:宇宙業界が未経験でも、自分の培ってきたスキルが役立つ場面は必ずあります。私のように、量産化や効率化といった他業界の視点は、これからの衛星開発において非常に重要です。新しく学ぶことは多いですが、専門性の高い仲間と近い距離で議論し、スキルアップできる場所としては非常に良い環境だと思います。好奇心を持って、自ら動くことを楽しめる方と一緒に働けるのを楽しみにしています。