小型SAR衛星の開発・運用からSARデータの販売とソリューションの提供を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、物体検知・分類分析ソリューション(英語名:Object Detection and Classification Solution、以下 ODC Solution)をローンチしたことをお知らせいたします。本ソリューションは、当社のSAR(合成開口レーダー)衛星のデータと解析アルゴリズムを活用し、天候や時間を問わず、船舶や航空機等の検知と分類を可能にします。

海上や地上を広域かつ継続的にモニタリングするには、様々な課題が存在します。光学衛星は、天候や時間帯により撮像が制約されてしまい、ドローン等の地上ベースのシステムは、モニタリング範囲が限られ、コストが高くなる傾向があります。これらの課題を解決するため、天候や時間に関係なく、安全性と継続性を確保したモニタリングサービス、ODC Solutionの提供を開始しました。

ODC Solutionは、SARデータと解析アルゴリズムを活用し、船舶や航空機の位置や種類に関する迅速かつ正確な情報を提供可能です。特に、海洋域のモニタリング、空港モニタリング、安全保障、グローバルなサプライチェーンの監視において、活用が期待されています。また、当社の技術パートナーであるSATIM社の実績のあるアルゴリズムをODC Solutionへ統合したことにより、ターゲットオブジェクトの高い検知と分類を実現することができました。引き続き、衛星コンステレーションの構築を進め、様々な分野で効率性と安全性を推進する信頼性の高いソリューションの開発・提供を推進して参ります。

特長
– 全天候・全時間帯対応: SAR衛星によるモニタリングは雲、霧、煙を透過し、24時間365日対応。

– 高頻度撮像: Synspectiveの衛星コンステレーションにより、タイムリーに情報を取得。

– 広域モニタリング: 広大な海域、沿岸線、空港、遠隔地を効率的にモニタリング。

– AIによる自動検知: SATIM社のアルゴリズムを活用した高精度な物体検知機能。

– 分類機能: 高度なアルゴリズムにより検出物を分類・識別し、迅速な意思決定をサポート。

ODC Solution 紹介ページ:https://synspective.com/jp/solutions/odc/



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