Synspectiveの小型SAR(合成開口レーダ)衛星実証機StriX-αで、アフリカ北西部 モーリタニアの中央部に位置する巨大な環状構造であるリシャット構造体をストリップマップモードにて撮像しました。(2021年8月)

 

 

このリシャット構造体の直径は40kmにのぼります。StriXはストリップマップモードで最大30kmの撮像幅(スワス)で撮影が可能です。そのため、”サハラの目”のような大規模な地形を捕らえることができました。このように撮像幅の広さがStriXの強みの一つです。また、ストリップマップモードでのNESZ(雑音等価後方散乱係数)は-22.7dbm2/m2であり、ノイズが低いことが強みです。さらに、オフナディア角の可変範囲が15-45度であり、小型SAR衛星としては広いのが特徴です。

 

 

StriX-αストリップマップモードにて富士山を撮像

Synspective SAR Data