衛星データ解析によるソリューション提供および小型SAR衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、本日、自社3機目の小型SAR衛星であり、商用実証機*1である「StriX-1(ストリクス・ワン)」の軌道投入に成功しましたので、お知らせします。

 *1 商用実証機とは:商用機としての実証を目的としたプロトタイプ機

 

 

「StriX-1」は、日本時間の本日5時38分に、ニュージーランドのマヒア半島にあるRocket Labの発射場からのElectronロケットにより打ち上げられ、予定通りの軌道(太陽同期軌道、高度561km)に投入されました。

 

■今後の予定

まずは、数ヶ月をかけて、観測やデータ取得をはじめとする機能検証を実施する予定です。その後の詳細については、改めて当社ホームページ等にて報告します。

 

■株式会社 Synspective 代表取締役CEO 新井元行のコメント※2

本日、当社は3機目となる「StriX-1」の軌道投入に成功いたしました。世界的にも不確実性が高まる中で大きな遅れなく打上げを実施し、軌道投入を成功させた当社とRocket Labの素晴らしいチームワークに改めて感謝します。

当社は、既に軌道上で活動する2機の衛星により、複数運用に関する技術開発とノウハウの蓄積を進めています。さらに3機目の「StriX-1」が加わることで、取得できる衛星データが増加し、幅広い顧客や社会のニーズに即したデータの提供、ソリューションの開発・提案が可能となり、またコンステレーション構築に向けた洞察を得られるようになります。

商用実証機「StriX-1」の軌道投入成功は、当社にとって本格的な事業化への大きな一歩です。私たちは、よりレジリエントで持続可能な社会を実現するために、より一層努力いたします。

※2 CEO新井のコメント全文は、以下の当社YouTube公式チャンネルにてご覧いただけます。そちらも併せてご確認ください。

CEO新井コメント全文:https://youtu.be/56fnso6Eows

 

■「StriX-1」に関する最新の情報は、こちらのサイトからご確認いただけます。

URL:https://synspective.com/jp/mission-strix1/

 

■Rocket Labについて

Rocket Labは、2006年に設立されたカリフォルニア州ロングビーチに本社を置く小型衛星専用ロケット開発会社です。2018年1月に初めて軌道上に打ち上げられて以来、これまでに民間企業や公的機関のために150機の衛星を軌道上に打ち上げました。同社では、ニュージーランドとアメリカのバージニア州に打上げ射場を有しています。

URL:https://www.rocketlabusa.com/

 

■ 株式会社Synspectiveについて

シンスペクティブは、データに基づき、着実に進歩する世界の実現を目指し、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。内閣府「ImPACT」プログラムの成果を応用した独自の小型SAR衛星により高頻度な観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売、および、それらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供します。

 

設立:2018年2月

所在地:東京都江東区三好3-10-3

代表者:代表取締役CEO 新井元行

URL: https://synspective.com/