[Press release]

 

衛星データ解析によるソリューション提供および小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、本日、自社2機目の実証衛星である小型SAR衛星「StriX-β」の軌道投入に成功しました。YouTubeの公式チャンネルに代表コメントを掲載しましたので、ぜひご覧ください。

 

 

「StriX-β」は、日本時間の本日午前5時35分に、ニュージーランドのマヒア半島にあるRocket Lab社の発射場からのElectronロケットにより打ち上げられ、予定通りの軌道(太陽同期軌道、高度561km)に投入されました。

 

■今後の予定

まずは、観測・データ取得をはじめ、数カ月かけて機能検証を行う予定です。その後の詳細については、当社ホームページ等で報告します。

 

 

■株式会社 Synspective 代表取締役CEO 新井元行のコメント

新型コロナウイルスの影響もあり、様々なところで急なスケジュール変更が強いられてきた中、いつもどおりの柔軟で迅速な対応により、無事軌道投入を成功させてくれたRocket LabとSynspectiveの両メンバーの努力とチームワークに感謝します。自社2機目の実証機『StriX-β』の軌道投入成功により、私たちは複数衛星の運用技術の向上、およびデータサービス強化に踏み出すことができます。これにより、SAR衛星30機からなるコンステレーション構築と、そのデータ解析技術をより一層加速させ、持続可能な未来にむけて『学習する世界』の実現を目指します。

 

■Rocket Lab CEO   Peter Beckのコメント

Congratulations to the team at Synspective for the successful deployment of the second satellite in their constellation. We are proud to continue our partnership with Synspective and to have provided flexibility in the launch timeline. We look forward to our upcoming missions with Synspective as they grow their SAR constellation.

 

■「StriX-β」に関する最新の情報は、こちらのサイトからご確認いただけます。

URL:https://synspective.com/jp/mission2/

 

■Rocket Labについて

Rocket Labは、2006年に設立されたカリフォルニア州ロングビーチに本社を置く小型衛星専用ロケット開発会社です。2018年1月に初めて軌道上に打ち上げられて以来、これまでに民間企業や公的機関のために109個の衛星を軌道上に打ち上げました。同社では、ニュージーランドとアメリカのバージニア州に打上げ射場を有しています。

URL:https://www.rocketlabusa.com/

 

■ 株式会社Synspectiveについて

シンスペクティブは、データに基づき、着実に進歩する世界の実現を目指し、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。内閣府「ImPACT」プログラムの成果を応用した独自の小型SAR衛星により高頻度な観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売、および、それらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供します。

 

設立:2018年2月

所在地:東京都江東区三好3-10-3

代表者:代表取締役CEO 新井元行

URL: https://synspective.com/