衛星データ解析によるソリューション提供および小型SAR衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、自社3機目の小型SAR衛星であり、商用実証機*である「StriX-1(ストリクス・ワン)」の打上げ日程について、以下のとおりお知らせします。
*商用実証機とは:商用機としての実証を目的としたプロトタイプ機
■打上げ予定日
打上げ予定日、9月中旬となります。
*最終的な打上げ日時は、日が近くなった段階で確定する予定です。ローンチミッションページにて、最新情報を随時お知らせいたしますので、ご確認ください。ローンチミッションページは後日公開予定です。
■打上げロケット・場所
打上げロケット:Rocket Lab社 Electronロケット
打上げ場所:ニュージーランド・マヒア半島 Onenui Station射場
■投入軌道
太陽同期軌道、高度561km
■ StriX-1(ストリクス・ワン)について
StriX-1は、2021年12月と2022年3月に打ち上げられたStriX-αとStriX-βに続く、当社3機目の小型SAR衛星です。実証衛星に分類される先の2機とは異なり、StriX-1は将来的な衛星の多数機生産や運用を見据えて本格的にビジネス拡大するための実証商用機の初号機であり、従来の衛星からバッテリーの改良とダウンリンク速度の高速化により、取得するデータ量を増やし、政府から民間までの幅広い顧客ニーズに対応します。
この度のStriX-1の打上げに続いて、当社は2023年末までには合計6機を軌道上へ打ち上げ、2026年前後には30機のコンステレーションによって広範囲、高頻度の地上観測を可能にするシステムの構築・運用を目指します。
■StriX-1(ストリクス・ワン)のパフォーマンスデータ
■株式会社 Synspective 代表取締役CEO 新井元行のコメント
これまでにSynspectiveの実証衛星StriX-αとβの軌道投入に成功し、また宇宙業界をリードする企業であるRocket Labと再び協業できることを大変嬉しく思います。併せて、様々な不確実性がある中で大きな遅れもなく打上げを迎えられることを、両社のチームのハードワークに感謝します。
Synspectiveは、既に軌道上で活動する2機の衛星により、複数運用に関する技術開発とノウハウ蓄積を進めてまいりました。今回の商用初号機「StriX-1」が加わることで、その製造過程での経験を得るだけでなく、データ取得量も増えて事業拡大を加速させることができます。いよいよSAR衛星コンステレーションの構築を本格化させ、データに基づく集合知により持続可能な未来を作る、「学習する世界」の実現に向けて邁進します。
■打上げに関する最新の情報は、こちらのサイトからご確認いただけます。
URL:https://synspective.com/jp/mission-strix1/
*近日公開予定
以上
■Rocket Labについて
Rocket Labは、2006年に設立されたカリフォルニア州ロングビーチに本社を置く小型衛星専用ロケット開発会社です。2018年1月に初めて軌道上に打ち上げられて以来、これまでに民間企業や公的機関のために149機の衛星を軌道上に打ち上げました。同社では、ニュージーランドとアメリカのバージニア州に打上げ射場を有しています。
URL:https://www.rocketlabusa.com/
■ 株式会社Synspectiveについて
シンスペクティブは、データに基づき、着実に進歩する世界の実現を目指し、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。内閣府「ImPACT」プログラムの成果を応用した独自の小型SAR衛星により高頻度な観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売、および、それらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供します。
設立:2018年2月
所在地:東京都江東区三好3-10-3
代表者:代表取締役CEO 新井元行