About Us

Our Mission

次世代の人々が地球を理解し、レジリエントな未来を実現するための新たなインフラをつくる

 人々が安心して暮らし、生活の質を向上させ、それが未来の世代にまで続いていくことは、私たち人類の共通の願いです。しかし現在、その願いは災害や紛争により脅かされています。これまで築いてきたライフラインが破壊され、多くの命が失われています。さらに、環境問題や資源の限界が、将来の持続可能な発展を阻む要因になっています。私たちは、次世代のために、地球の環境資産や自浄能力の容量を考えた、無理のない経済発展が求められていると考えています。

 こうした地球規模のリスクの解決には、客観的で公平なデータに基づいた現状把握、膨大なデータ解析によるリスク評価、そして科学的かつ集合協力的、そして協力的な対策の策定が求められ、この一連のサイクルを支える新たなインフラの構築が必要です。

 そして、地球全体のデータ分析を行うには、データの広域性、均一性、信頼性、公正性が求められ、リアルタイムに近い情報が理想です。これを実現できるのが、地球を効率的に俯瞰できる人工衛星のコンステレーションと、そこから得られる膨大なデータを分析するシステムです。特にSAR衛星は天候などの影響を受けずに安定して観測できるため、重要な役割を果たします。

 多くの公共機関や研究機関もこの課題に取り組んでいますが、複雑なプロセスやさまざまな調整が必要なため、スピードと拡張性を持って事業を進められる企業体がこれらをリードする強みを発揮できると考えています。そして、その強みを活かすことで公共機関や研究機関、そして多くの企業との連携も期待できます。

 こうした背景を踏まえ、Synspectiveは、SAR衛星を起点とし、「次世代の人々が地球を理解し、レジリエントな未来を実現するための新たなインフラをつくる」をミッションとして掲げました。

Who We Are

Synspectiveは、自社によるSAR衛星コンステレーションを持つソリューションプロバイダーです。
小型SAR衛星の開発・運用からコンステレーションを構築しデータを生成し提供しています。また独自のデータ解析能力を用いて世界が抱える様々な課題に対して、データに基づいたソリューションを提供しています。

Synspectiveの主な事業内容は、小型SAR衛星と関連システムの開発・製造・打上を通じた衛星コンステレーションの運用と、その取得データの販売、そしてデータ解析ソリューションの開発・販売です。

小型SAR衛星

“SAR”とは、“Synthetic Aperture Radar”の略語で、日本語では「合成開口レーダー」と呼ばれます。SAR衛星は電波の一種であるマイクロ波を使って地表面を観測します。雲を透過するため全天候・全時間帯で地上観測が可能な衛星です。従来のSAR衛星は1,000キログラムを超えるものでしたが、当社の小型SAR衛星は、100-150キログラム程度に小型化しています。

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SARデータ

SAR衛星は、全天候・全時間帯で地上観測ができ、地形や構造物の形状を検出することが可能です。また、一度に1,000km²以上のデータを1~3mの分解能で一度に取得できます。

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ソリューション

データサイエンスや機械学習を活用して取得データを解析し、顧客が意思決定や業務効率化に利用し易い形で情報を提供する、クラウドベースのサービスです。顧客の課題に合わせ、自社SAR衛星データのみならず、他社衛星、地図、IoT、スマートフォン等の様々なデータを組み合わせて解析します。

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会社概要

会社名
株式会社Synspective
創業年月日
2018年2月22日
創業者
新井 元行
所在地
東京都江東区三好3-10-3
衛星製造工場
神奈川県大和市中央林間西3-7-1
主な事業内容
・SAR画像データ販売
・衛星データを利用したソリューションサービス
・小型SAR衛星の開発・運用
資本金
2,950百万円(2024年9月時点)
海外子会社
Synspective SG Pte. Ltd.(100%子会社)
10 ANSON ROAD #14 – 06 INTERNATIONAL PLAZA SINGAPORE 079903
子会社
株式会社Synspective Japan(100%子会社)

役員一覧

代表取締役 CEO
新井 元行
取締役
小畑 俊裕
取締役
志藤 篤
社外取締役
金山 秀樹(清水建設株式会社)
社外取締役
海老澤 観
社外取締役
渥美 優子
監査役
服部 実穂
監査役
𠮷村 龍吾
監査役
戸田 隆夫

代表取締役CEO

新井 元行

代表取締役CEO
博士(工学)

米系コンサルティングファームにて、 5 年間で 15 を超えるグローバル企業の新事業/技術戦略策定、企業統治および内部統制強化などに従事。

その後、東京大学での開発途上国の経済成⻑に寄与するエネルギーシステム構築の研究を経て、サウジアラビア、バングラデシュ、ラオス、カンボジア、ケニア、タンザニア、そして日本の被災地等のエネルギー・水・衛生・農業・リサイクルにおける社会課題を解決するプロジェクトに参画。衛星からの新たな情報によるイノベーションで持続可能な未来を作ることを目指し、2018 年に株式会社 Synspective を創業。

Our Story

2015-2019年

ImPACT プログラム

ImPACTプログラムとは、政府の科学技術・イノベーション政策の司令塔である総合科学技術・ イノベーション会議が、ハイリスク・ハイインパクトな研究開発を促進し、持続的な発展性のあるイノベーションシステムの実現を目指したプログラムです。私たちの小型SAR衛星「StriX」(ストリクス)は、その技術を継承し応用して完成しました。

2018年2月

Synspective創業

2018年9月

Synspective SG Pte. Ltd. 設立

2019年7月

第三者割当増資により累計資⾦調達額が 109 億円に

2020年9月

初のソリューションサービス LDM を発表

ソリューション一覧はこちら

2020年12月

初の実証衛星「StriX-α」打上げ、軌道投入成功

2022年1月

株式会社Synspective Japan 設立

2022年3月

自社2機目の実証衛星「StriX-β」の打上げ、軌道投入に成功、同年7月に初画像の取得に成功

2022年3月

シリーズBラウンドによる第三者割当増資および融資により119億円の資金調達を実施

2022年9月

自社3機目、実証商用機「StriX-1」の打上げ、軌道投入成功、同年12月に初画像の取得に成功

2023年10月

[経済産業省]「J-Startup Impact」に選定

2024年3月

4号機「StriX-3」打上げ・軌道投入成功、同年4月に初画像の取得に成功

2024年6月

シリーズC 70億円を調達(累計調達額:281.9億円)

2024年7月

日本最高分解能25cmのSAR画像取得に成功(テスト観測)

2024年8月

5機目の衛星、打上・軌道投入成功、同年9月に初画像の取得に成功

2024年11月

2つの撮像モードで国内最高峰の高分解能画像取得に成功

Awards

  • 2019年 Euroconsult Award For “Strategic Transaction for EO Business”
  • 2020年 Business Insider「100 people transforming business in Asia」
  • 2020年~2022年 LinkedIn Japan Top Startups に3年連続でランクイン
  • 2022年 Morning Pitch Special Edition 2022にて「オーディエンス賞」を受賞
  • 2022年 みずほ銀行主催の「Mizuho Innovation Award 2022.1Q」を受賞
  • 2022年 Geospatial World Leadership Awardを受賞
  • 2022年 日本スタートアップ大賞 文部科学大臣賞を受賞
  • 2022年~2024年 世界の地理空間企業TOP100に3年連続でランクイン
  • 2023年 Forbes JAPAN START-UP OF THE YEAR 2024受賞
  • 2023年 Forbes JAPAN「日本発エマージング・ディープテックTOP10」
  • 2023年 蔵前ベンチャー賞受賞
  • 2024年 宇宙開発利用大賞 内閣府特命担当大臣(宇宙政策)賞を受賞
  • 2024年 Edison Awards レジリエント&サステナブル・ソリューション部門で銀賞を受賞
  • 2024年 日米イノベーションアワード受賞

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Synspectiveには、多様なスキルと経験を持つプロフェッショナルメンバーが25カ国以上から集まっています。私たちのミッションである、「次世代の人々が地球を理解し、レジリエントな未来を実現するための新たなインフラをつくる」を元に、急成長中宇宙ベンチャーで、あなたの力を最大限に発揮しませんか?